日記と言っても写真中心に(笑)。
2018年のスペイン旅は、スペイン人アルティスタの中で一番仲のよい友人でもあり、hermano、hermanaと呼び合うミゲルの、地元ヘレスでの初の冠公演を観に行く旅でした。
しかも、artista invitadaは私の師匠であり、スペインでの母(と勝手に呼んでいる)コンチャ!
この2人の夢のような舞台を観なかったら、多分死ぬまで後悔するだろうと思い、スペインまでひとっ飛びしたわけです。
ヘレス入りする前にはしばしセビージャで、大好きな友人達に会い、喋り倒し、食い倒れ(笑)!
セビージャを歩いてると、約束してなくても絶対に偶然会えるエイミー、相変わらず超グアパ!
大好きなアコさんにも久々に会え、昔ながらのTHEセビージャなタパスを堪能。
話し出したら止まらない、大好きなまどかちゃんには美味しいきのこバルに連れてってもらいました!
このcrema de seta、絶品!!
キノコ料理じゃないけど、hueva aliña、タラコのマリネ、も美味しかった!
ポルチーニのガーリックソテー!
そしてセビージャと言えばこの2人、ハビエルとリナさん!
この日はイタリアのTV番組の収録があるということで撮影用の特別クラスとフィエスタクラスに参加!
ハビのママやパパも来ていて、パパもたくさん歌ったりして、ステキなクラスだった。
ハビちゃんのご両親と一緒に!
と、3日間ほどセビージャで楽しく過ごした後、今回の目的地ヘレスへ。
今年は異常気象でずっと雨が降ったり嵐のような風が吹いたりのヘレス。
でもフェスティバルで人はたーくさんいました。
せっかく3日間ほど滞在したのでミゲルの公演以外にもいくつか公演を観ました。
マリア・モレーノがゲスト出演するというので観に行ったディエゴ・ビジェガの公演。
正直、彼が何者かあまりよくわからず行ったのですがf^_^;、彼の管楽器フラメンコ、凄かった!
フルート、サックス、ハーモニカ(ハーモニカは管楽器というのかどうかわかりませんが…)、私はこういう楽器はあまりフラメンコに合わないと思っていたのですが、その固定観念が覆されました!
彼の演奏は、カンテでした!!
歌っていないのに、レトラが聴こえてくる。
しかもなんというコンパス感、めちゃフラメンコでした!
我らがYuka Imaedaが出演するというので観に行ったのはハビエル・ラトーレが監督する多国籍舞踊団の作品。
踊り手達は凄い身体能力、でも残念ながら、私の心には今ひとつ、踊りは響かなかった…そんな中、ビジャマルタの空気を揺るがし、たくさんのオレー!を浴びた今枝の歌はとてつもなくフラメンコで涙が出たし、同じ日本人であることがとても誇らしく思えた。
素晴らしかったよ、今枝!
そしてそして…私のhermano、ミゲル!!!
今回はミゲルとずっと一緒に行動していたため、普通ではできないレア体験を色々させてもらいました。
公演前日に行われる記者会見(TV放送もされるやつね)場に連れてってもらったり。
超絶ド緊張中のミゲ子ねーさん。
リハーサルを見学させてもらったり。
本番前の楽屋に入れてもらったり。
舞台袖とか見ちゃったり。
コンチャ母さん❤️
グアポ過ぎたミゲル!
ミゲルの公演は、最初から最後まで一点の曇りもないフラメンコでした。
canta pa bailar、そのタイトルからブレることなく、若手のマヌエル・デ・ラ・ニナ、中堅のミゲル・ラビ、いぶし銀のベテランのルイス・モネオの唄を全身で感じて全身全霊で踊るミゲル。
ゲストのコンチャが、ぐうの音も出ないような素晴らしいロマンセで会場を沸かせた後は…なんとミゲル自身が歌うというサプライズなエンディング。
公演が素晴らし過ぎたのやら、ミゲルと出会ってからの12年間の色々なことが蘇り、もうめちゃ泣きながらスタンディングオベーションしてしまいました。
近年、フラメンコのテアトロ公演といえば、え?これってフラメンコ?って言いたくなるような、シルク・ド・ソレイユとか、イルージョンとか、ミュージカルみたいなものが多い中、久々にギュッとフラメンコしかない公演を見れて大満足、大感動でした。
そして改めて、こんな凄いアルティスタが私なんかをお姉さんと呼んでくれるほど仲良くしてくれ、しかも共演までしてくれてたなんて、なんと畏れ多いことなのかと思いました。
ヘレスを離れる日、駅まで見送りに来てくれたミゲルが、珍しく感極まって泣き出したので、ヘレスにそのまま残りたくなってしまい困りました(笑)。
ヘレスを発つ日、ようやく青空が!
ヘレスを後にした次は、ウトレラへ。
ウトレラのフェスティバルで、今はスイス在住の友人、林結花さんが踊る、というので応援に!
フラメンコ的荒野・スイスで、踏ん張りながら自分のアフィシオンを大切に育み続けている結花さんのソレア、胸が熱くなりました。
共演の、セビージャという外国人に厳しい土地でプロの踊り手として活躍を続ける萩原淳子さんの芯のしっかりした踊りも素敵だった。
日本人てすごいね、ほんとに!
短い滞在でしたが、ギュッとフラメンコな充実の旅でした!
あ、そういえば今回ハマったのがこのウトレラのモスタチョンconナタ!
日本のナボナに似たお菓子ですが、スペインでは珍しい甘さ控えめで素朴な味のふわっふわの生地の間に生クリームを挟んだだけのシンプルなお菓子ですが、これが毎日食べたい美味しさ❤️
日本に帰国した後も何とか自分で再現できないかとネットでレシピを漁りまくったほど(笑)。
あ、書いてたらまた食べたくなってきた(笑)!
C orderoというこのかわいいパッケージのお店のモスタチョン、めちゃ美味しかった!